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イタリア生活・イタリア留学ガイド.jpイタリア生活・イタリア留学ガイド.jpスタッフ日記

イタリア生活情報「イタリアの教育スタイル」

今日はイタリアの教育についてお話しましょう。

まずは、私、イタリアの音楽関係で働いているジュリアの留学経験からお話します。
その昔、声楽留学でイタリアに来てその後、音楽と関係のない仕事を始めました。

しばらくは続けていましたが
当時、最後に師事した声楽のイタリア人マエストラ(先生)から
「プロになる人以外はもう教えない。」と言われてそれきり勉強から遠ざかり
音楽を、ずーっとパンドラの箱のように閉じ込めていました。

しかし、3年前に留学時代にイタリアで一時師事した
日本人声楽マエストラと再会したことが
音楽を再開するきっかけになりました。

今は、週一回のペースでイタリアオペラとピアノのレッスンを受けています。
久しぶりに始めたこの勉強は新鮮味に溢れ、毎回幸福な気持ちに浸って家路につきます。

それはさておき、私が言いたかったのは
一昔前までは、この芸術の国イタリアの義務教育で
音楽の教科は中学校の3年間で、音符の読み方とリコーダーの吹き方を習うだけで
一般庶民は音符と縁のない生活をしていたのです。

学校制度が多少変わり、小学校から取り上げられることになっていますが
それでも学校によっては、音楽専科の先生を確保出来ないため
音楽の授業が全くない学校もあるのです。

日本より音楽人口は、はるかに少ないといえるでしょう。
ですからイタリアでは、一部の経済的に裕福な家庭や
親の教育レベルの高い家庭の子女がクラシック音楽をたしなむようです。

一昔前の、日本で女の子のいる家庭では
ほとんどピアノを習わせていたような環境と全く異なります。

最近では、さらにクラシック離れが進んでいるようですが
決してゼロになることはないと思います。

ここで皆さんに言いたいのは
日本の場合、教育スタイル全般に言えることは
学校でも、個人レッスンでも先生の指導方法は
「絶対命令」として生徒は服従するスタイルが一般的ですよね。

確かにその方が生徒にとっては楽ですが、独創性はない。

イタリアはさすが天才の生まれる国だけあって
教師のスタイルを押しつけるようなやり方ではなく
生徒に自分のスタイルを考えさせ、それを尊重する方法を取っているのです。

独自の方法を考えることは、容易ではないけれど
それにもまして、自分のことを尊重してくれるということに
生徒は満足感を覚えるようです。

生徒自身で考えさせるイタリアの教育スタイルに
私も共感します。

個人レッスンの場合、突然先生の都合で
キャンセルされる場合が多々ありますが
逆に生徒側のやむを得ない事情でキャンセルしても
寛容に受け入れてくれるのでお互いさまだと思えます。

ただ、義務教育でも自己主張の強い生徒が多く
授業中に生徒が、教師の授業を無視しておしゃべりに興じるのが
日常茶飯事のようです。

どちらがよいか一概に言えないですが
欧米では情操教育においては、独自のスタイルを確立している
アーティストが受け入れられているので
日本でも早く取り入れてほしいものだと思います。

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