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イタリア生活情報「楽しいイタリアの墓地めぐり?!」

CIAO!SOFIAです。今回は、イタリア生活での意外な観光地?穴場?をご紹介します。
さてさて、一体どんなところなのでしょうか〜?

SOFIAは、ボローニャでは郊外に住んでいるので、街の中心地まで行くにはたいがいバスを利用している。
でも、お天気が良い日には、殊勝にも小1時間もかけて歩くときがある。
まあ、イタリアに来てからというもの増え続ける一方の体重をなんとかしないと、という気休めもあって歩く。
全くもって気休めにしかなっていないが。

で、街に行く道の途中にボローニャの大きな墓地がある。別にそこを通らなくても、街には行けるし
近道というわけでもないのに、毎回吸い寄せられるようにこの墓地を通ってしまうの。
言っておくが、なにもSOFIAは墓地好きと言う訳ではない。
日本に居たときは、お墓参りに行く意外には好んで立ち寄ったことなど一度もない。
そのSOFIAだが、イタリアの墓地には好んで立ち寄ってしまう。
(我ながら、かなりやばいと思うが・・・)
だって、なんだか「お墓のテーマパーク」みたいなんだもん!!

イタリアの墓地は、まず明るい。お墓といっても、日本人が想像する
十字架タイプのものから、なにかの記念碑?と思わせるもの、これはアート?
と思うようなものまで様々である。日本で、墓石というと
多少の違いはあっても、ここまでバラエティには富んでいない。
それから日本のお墓は、”○○家先祖代々の墓”って感じが多くて、余程の人
で無い限り、個人専用の墓が建つことはないのではないだろうか?
もちろん、こちらの墓地にも「○○ファミリーの墓」と言う形のものすごく立派な
一戸建て家屋のようなお墓もある。でも、ほとんどは、個人個人のお墓なのである。

そんな〜、個人個人にお墓を建てていたら、いくら土地があっても足りないじゃんと
いう声が聞こえてきそうだが、全くその通りで、その人たちのお墓は、地面にそのまま
建っているわけではなく、そう、コインローッカーのようなお墓なのだ!
(これで、かなりスペースが節約されているはずである。)

皆さん、コインローッカーを想像してみて!そう、あの小さな個室を
もう一回り、二回り大きくしたような感じで、それぞれの扉部分にあたるところに
名前、亡くなった日にち、そしてそのほとんどに本人の生前の写真を陶器に焼き付けた
写真が貼ってある。それも、明るい表情の顔がほとんどである。

その写真を見ていると、なんとなく親近感まで沸いてくるから不思議なものである。
「あら〜、あなたはこんなにハンサムだったのね〜」とか
「きっと、良いマンマだったのでしょうね〜」などと話しかけたりしてる自分が
恐ろしい感じがしないでもないが。
それから、「あっ、どーせ入るならこんなお墓がいいな」とか
「このお墓はちょっとね〜、私の趣味じゃないね」みたいな
本当に不謹慎なことを思いながら、墓地を歩くのである。

でも、そんなSOFIAの不謹慎さをも許してくれるような気がするほど
墓地も、写真の人々の表情も明るいのである。

とはいっても、その中にある戦没した兵士たちのおびただしい数のお墓は
やはり悲しみで胸を締め付けられる。墓碑を見ると、大半が20代前半の若者である。
中には、10代で生涯を終えた兵士たちも多くいる。
日本と同じように、ここイタリアでも、数え切れない若い命が失われている。
つくづく戦争の悲惨さを思わずにはいられない。
ここを通るときにはさすがに、SOFIAも若くして散っていったイタリアの若者と
残された家族のことを思わずにはいられない。
日本だろうが、イタリアだろうが、そして世界のどこの国であろうが、この悲しみは共通のものだ。

先日、思わぬ人のお墓を見つけた。ボローニャで生まれ、ここで一生涯を終えた
世界的に有名な画家、Giorgio Morandi(ジョルジョ・モランディ)のお墓である。
(もちろん、コインローッカータイプのものではない。)
白い棺形の墓石に“Giorgio Morandi、Pittore”(ジョルジョ・モランディ、画家)
とだけ書かれ、その上部に彼の胸像があるとてもシンプルなもので
まさに彼の真骨頂である静物画を思わせるものであり、感動した。
そして一時、その前にたたずんで、日本式に手を合わせ、冥福をお祈りした。

これからも、SOFIAの“お墓詣で”は続くことになるだろう。
そして、そこでボローニャ出身の有名人のお墓を見つけることも
また楽しみのひとつとなってしまった。
まだ見ていないが、このボローニャの墓地には、イタリアでも超有名な
詩人や発明家のお墓もあるそうである。
イタリアでは、墓地でもまた、美術館めぐりをするごとく、鑑賞し、感動し
そして楽しめちゃうのである。

SOFIAのお薦め・・・
皆様も、イタリアに来た際には、ちょっと墓地めぐりなどいかがでしょう?

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